てぃーだブログ › 苦しみよ、永遠にさようなら › 自分は何者なのか › 自分以外を取り去ってみよう
どーも、しょうちくです。


「私は〇〇である」

という自分のアイデンティティを書き出してみましたか?


今回はその書き上げたものを使って、自分を探してみます。




◆記憶喪失になってみる

書き上げたものを「使って」といいましたが、実際にはそれらを全部「捨てて」みるのです。

実際に捨てる必要はありませんが、いまだけ、一旦それら全てを脇の方へ置いておいてください。


「いまこの瞬間、自分が記憶をすべて失ってしまったら?」と仮定し、自分から、あらゆるアイデンティティを取り去ってみるのです。

想像で構いませんので、「ここはどこ?私はだれ?」状態になってみてください。


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さて、あなたはいま、自分が何者なのか全くわかりません。

自分を定義できるものなど、いまここには何もありません。

あなたは誰でもない者となりました。


さて、どうでしょう?

そんな状態だとしても、それでも「私はここにいる!」と言えるのではないでしょうか?


あらゆるアイデンティティが消え去ってしまったとしても、それでも変わらず「自分はここに存在している」と言えるのではないでしょうか?


そうなんです。

仮に、自分を定義するものが何一つなくなったとしても、あなたは相変わらずここに存在しています。

それは、あらゆる「定義」はあなたの「存在」とは一切関係がないということを示しています。


「私は〇〇である」という定義があろうがなかろうが、あなたはいまこの瞬間に、ただ存在しているのです。


あなたは、アイデンティティを何ひとつとして必要としない者なのです。




◆体を取り去ってみる

あらゆる定義が自分ではないなら、自分とは一体何なのでしょうか?


この体こそが自分なのでしょうか?


この体は自分の意思で動かすことができます。

歩こうと思えば歩けるし、何かを掴もうと思えばそれを掴むことができます。

どこかに体をぶつければ痛みを感じるし、体調が悪いと気分も優れません。


だから、これは自分であると言えそうです。


でも、本当のところはどうでしょう?


想像で構いませんので、今度は徐々に体を取り去っていってみましょう。


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まずは、自分から一番遠い足からです。

もし両足を取り去ったとしても、それでもあなたは存在しているといえそうですか?

足がなくても、「自分という感覚」は消えそうもありませんね。

ということは、あなたは足ではないのです。



今度は両手です。

両手がピッコロさんのようにもげてしまったとしても、それでもあなたは存在しているといえそうですか?

両手がなくても「自分という感覚」はまだ消えそうにありませんね。

ということは、あなたは手ではないのです。



同じように、胴体も取り去ってみましょう。

実際には胴体を失うと、生命活動を維持することができそうにもないので、それは現実的ではありません。

でも、僕にはどうしても胴体が自分であるとは感じられないのです。


なぜなら僕は、胴体を「自分から少し離れた所」で認識しているからです。

つまり、胴体を「自分という感覚」以外の場所で見ることができています。

ということは、胴体は「自分」からは離れているということです。


少しでも距離がないと、それを認識することはできませんよね?

とすると、それを認識できているということは、それと自分との間には「距離がある」ということです。


自分から少しでも離れているものを、果たして自分と呼べるでしょうか?

いいえ、それは自分から離れているので、自分以外のものです。

ですから胴体は自分ではありません。



さて、胴体までも失ったあなたは、とうとう頭だけになりました。

なんかこの辺りにいそうですね、自分って。


鼻をもいだり、顔の皮膚や筋肉を剥いだり、頭蓋骨を取り去ったりと、まだまだいけそうですが、取り敢えず今回はこの辺で止めておきます。

興味のある人は、どこまで取り去ることができるのか、やってみてください。

どんどん「自分という感覚」の中心へと向かうのです。


でも想像でですよ。

本当にやったら、大切な体が死んじゃいますからね(笑)


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これまでやってみてどうでしたか?

なかなか掴み所のない「自分」という存在を、もう少しで捉えられそうじゃありませんか?


今回の内容を踏まえて、次回は、ある天才が発明した「とある実験」をやってみてほしいと思います。

「自分を捉える」ということにおいて、その実験ほど明確な方法を僕は知りません。


もしかしたらその実験で、究極の「アハ体験」ができるかもしれませんよ。

なのでみなさん、どうぞお楽しみに♪



【今日のまとめ】
・今まで自分だと思い込んでいた多くのモノは、本当は自分ではない。
・真剣に自分を探したいのなら、自分以外のものをどんどん捨ててみよう。
・そして、より自分に近づいてみよう。
・「ここ」にこそ自分はいる!



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Posted by しょうちく at 17:27│Comments(0)自分は何者なのか
 
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